GlycoFluor™ Series

TokyoGreen®–βGlcU(Na)

[β-グルクロニダーゼ活性検出用蛍光基質]

495-540 nm:緑色

TokyoGreen-βGlcU(Na) は、 膜透過性の高い β-グルクロニダーゼ検出用の蛍光基質[9- (4-methoxy-2-methylphenyl) -6-oxo-6Hxanthen-3-yl-β-D-glucuronide, sodium salt]です。無蛍光性のTokyoGreen-βGlcU(Na) は β-グルクロニダーゼにより加水分解を受け、蛍光性のTokyoGreenを生成します。

 

本製品は 2022 年 2 月 1 日により販売を中止中です。
販売再開に関しては、時期が決まり次第お知らせいたします。
ご不便をおかけしていたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。

 

TokyoGreen-βGlcU(Na) は Merck KGaA (Darmstadt, Germany) からも全世界にて
SCT027 BioTracker™ 510 Green β-Glu (Na) Dye の名前で販売されています。

 

価格

型番 製品名 容量 希望小売価格(税抜価格)
SK4003-01 TokyoGreen®–βGlcU(Na) 1 mg

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    検出原理

    無蛍光性のTokyoGreen–βGlcU(Na) は β-グルクロニダーゼにより加水分解を受け、蛍光性の TokyoGreen を生成します。
    TokyoGreenは励起光(490 nm)を照射すると蛍光波長 510 nmの強い蛍光を発します。

    内容

    TokyoGreen-βGlcU(Na) 1mg (5 mM in DMSO 0.38mL)
    C27H23NaO10          分子量:530.46

     

よくあるご質問

  • Q 固定したサンプルに使用できますか?
    A

    X-gal で染色できる条件であれば、GlycoYELLOW-βGal や GlycoGREEN-βGal によってガラクトシダーゼ活性を検出できると考えられます。

    GlycoYELLOW-βGal の蛍光は固定のみでは消失しないことを確認しております。製品ページに記載の情報も参考にしてください。ただし、長時間の固定やアルコール処理、膜透過処理などによって蛍光の局在や蛍光強度に影響を及ぼすことがありますので、固定条件については事前の検討をお勧めします。

     

  • Q βガラクトシダーゼ検出試薬はどれを選んだら良いですか?
    A

    GlycoGREEN-βGal, GlycoGREEN-βGal, TokyoGreen-βGal の3種類がありますが、細胞のイメージングに使用する場合は第一選択として GlycoGREEN-βGal を、プレートリーダーアッセイや酵素アッセイに使用する場合は第一選択として TokyoGreen-βGal をおすすめします。

    検出感度は GlycoGREEN-βGal と TokyoGreen-βGal はほぼ同程度で、GlycoYELLOW-βGal より優れています。細胞イメージングには、細胞内滞留性が比較的高い GlycoGREEN-βGal をおすすめします。ただし、GlycoGREEN-βGal も生成された蛍光物質が細胞内にずっと留まるわけではないため、ガラクトシダーゼ活性の高い細胞と低い細胞が混在している条件で活性の低い細胞もよく染色されることもあり、結果の解釈には注意が必要です。

  • Q Q&A を見ても問題が解決しません
    A

    蛍光色素一般に関する Q&A も参照してください

参考文献

T. Okano, T. Matsuura, H. Suzuki, T. Yomo (2014)
ACS. Synth. Biol. 3: 347-352 DOI:10.1021/sb400087e

T. Matsuura, K. Hosoda, N. Ichihashi, Y. Kazuta, T. Yomo (2011)
J. Biol. Chem. 286: 22028-22034 DOI:10.1074/jbc.M111.240168

Y. Urano, M. Kamiya, K. Kanda, T. Ueno, K. Hirose, T. Nagano (2005)
J. Am. Chem. Soc. 127: 4888-4894 DOI:10.1021/ja043919h