POLARIC-BCS は、細菌染色用に開発されたソルバトクロミック色素です。グラム陰性菌、陽性菌のどちらも染色可能です。
励起光は、レーザーの場合 488 nm もしくは 514 nm が最適です。
POLARIC は、まわりの脂質の組成によって蛍光波長が変化することがわかっています（Chem. Lett. 2011, 4, 989-991）。一方、 pHによる大きな蛍光波長変化はありません。
POLARIC® Series
POLARIC®-500BCS
[菌染色用蛍光プローブ]
Others (FRETなど)
価格
| 型番 | 製品名 | 容量 | 希望小売価格（税抜価格） |
|---|---|---|---|
| GC102 | POLARIC®-500BCS | 5 μg × 10 | ￥ 58,000 |
| GC1021 | POLARIC®-500BCS | 5 μg × 5 | ￥ 32,000 |
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製品情報
POLARIC®-500BCS
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POLARIC-500BCS の物性
名称 検出対象 反応 Absmax (nm)* FLmax (nm)* POLARIC-500BCS 極性 可逆 480 592 *POLARIC-500BCS は水溶性が低いため、SDS を含む水溶液中で測定したもの。溶媒によって変化します。
細菌膜中での蛍光スペクトル
励起光は、レーザーの場合 488 nm もしくは 514 nm が最適です。
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POLARIC-500BCS によるイメージング例
POLARIC®-500BCS
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POLARIC-500BCS によるイメージング例
POLARIC-500BCS で Salmomella typhimurium を染色し、Structured Illumination Microscope (Nikon, N-SIM) にて撮影。Ex: 488 nm, Em: 510-550 nm。菌の膜構造が鮮明に観察された。
よくあるご質問
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Q POLARIC-500BCS で菌のみを染色できますか？A
いいえ。POLARIC-500BCS は菌類などの原核生物膜のみを特異的に染色できるわけではなく、培養細胞などの真核細胞の細胞膜にも局在しますので、染め分けはできません。
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Q どんなときに色が変わりますか？A
参考文献
Y. Kawasaki, T. Endo, A. Fujiwara, K. Kondo, M. Katahira, T. Nittami, M. Sato, M. Takeda (2016)
Int. J. Biol. Macromol. 95: 1280-1288 DOI:10.1016/j.ijbiomac.2016.11.025
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