インドシアニングリーンに1級アミンと結合できる NHS を付加したものです。抗体などの標識にお使いいただけます。
励起最大波長 790 nm, 蛍光最大波長 830 nm
別名:ICG-OSu
NIRFluor™ series
[標識用近赤外蛍光色素]
750 nm<:近赤外
インドシアニングリーンに1級アミンと結合できる NHS を付加したものです。抗体などの標識にお使いいただけます。
励起最大波長 790 nm, 蛍光最大波長 830 nm
別名:ICG-OSu
型番 | 製品名 | 容量 | 希望小売価格(税抜価格) |
---|---|---|---|
AR5503-JI | ICG-NHS | 1 mg | ¥ 35,500 |
AR5503-J5 | ICG-NHS | 1 mg × 5 | ¥ 167,500 |
AR5503-JI0 | ICG-NHS | 1 mg × 10 | ¥ 315,000 |
標識する抗体等、タンパク質はできるだけ精製されたものを使用してください。未精製のタンパク質に標識したい場合は、アフィニティカラム、限外ろ過やゲルろ過などで夾雑物を除いた後に標識を行うと効率が上がります。また、トリスバッファーはアミノ基を含むため、このバッファー中での NHS による標識は行うことができません。脱塩カラム、ゲルろ過カラム、透析などでトリスバッファーをリン酸緩衝液または Good buffer (PIPES, HEPES 等) などアミノ基を含まないバッファーに置換した上での標識が必要です。
また、タンパク質や条件によっても異なりますが、 37℃ で 30分から 1 時間反応させるよりも、4℃ で一晩反応させるほうが標識率が上がることが多くあります。
タンパク質の 280 nm での吸光度は、Gill and von Hippel (1989) Analytical Biochemistry, 182: 319-326 や Anthis and Clore (2013) Protein Science 22:851-858 などの方法で求めることができます。以下のような Web サイトでも計算サービスが提供されているようですが、ご利用にあたってはそれぞれのサイトの利用条件などの説明に従ってください。
http://protcalc.sourceforge.net/
http://web.expasy.org/protparam/
http://nickanthis.com/tools/a205.html
NHS エステルと1級アミンの反応は pH 8.0から 8.6 付近で効率よく進行します。そのため、Tris buffer などのアミノ基を含むバッファー以外であれば、HEPES, リン酸バッファー、ホウ酸バッファーなども同様に使用可能です。