AcidiFluor™ Series HaloFluor™ Series

HaloTag® AcidiFluor™ ORANGE Ligand

[ハロタグリガンド化酸性 pH 応答性プローブ]

570-590 nm:橙色

酸性 pH インジケーターである AcidiFluor ORANGE に HaloTag® と共有結合する HaloTag ligand を付加したものです。中性 pH ではほとんど蛍光を示さず、酸性になると強い蛍光を示します。

膜透過性が低く、膜表面の HaloTag 融合タンパク質を標識することで、そのタンパク質のエンドサイトーシス・エキソサイトーシスを可視化することができます。

※HaloTag® は Promega Cooperation の登録商標です。五稜化薬は Promega Cooporation とのライセンス契約に基づき HaloTag ligand 製品を製造販売しています。

 

HaloTag® AcidiFluor™ ORANGE Ligandは Merck KGaA (Darmstadt, Germany) からも全世界にて
SCT212-30nmol  HaloTag® AcidiFluor™ORANGE Ligand
SCT212-60nmol  HaloTag® AcidiFluor™ORANGE Ligand

の名前で販売されています。

 

 

価格

型番 製品名 容量 希望小売価格(税抜価格)
GC310-01 HaloTag® AcidiFluor™ ORANGE Ligand 30 nmol ¥ 78,000
GC310-02 HaloTag® AcidiFluor™ ORANGE Ligand 60 nmol ¥ 150,000

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    HaloTag AcidiFluor ORANGE ligand の物性

    名前
    検出対象 反応 pKa
    Absmax (nm) FLmax (nm) ε Φ*
    HaloTag AcidiFluor ORANGE ligand pH 可逆的 5.0 520 565 60,000 0.7

    *最大量子収率を示しています。実際には pH によって変化します。

     

    スペクトル

    左)pH 5.0 および 7.5 における蛍光スペクトル。
    右)pH ごとの蛍光強度変化

     

     

  • HaloTag® AcidiFluor™ ORANGE Ligand によるイメージング例

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    HaloTag® AcidiFluor™ ORANGE Ligand による連続的なエンドサイトーシス、エキソサイトーシスのイメージング例

    HaloTag を付加した EGFR を発現させた細胞に HaloTag AcidiFluor ORANGE Ligand を投与し、細胞膜表面に露出した EGFR に HaloTag を介してHaloTag AcidiFluor ORANGE Ligand を結合させると、細胞表面では細胞外液の中性 pH のため蛍光が観察されないが、エンドサイトーシスによって小胞を形成し、小胞が酸性化すると蛍光が観察されるようになる。一方、エキソサイトーシスによって細胞外の pH と一致することで、即座に蛍光が消光する。

    RBL-2H3 細胞にScreenFect™ A (和光純薬) を用いて HaloTag-EGFP 発現ベクター を導入して6時間培養後、 anti-DNP IgG を 1 μg/mL になるように培地に添加して 16 時間培養した。その後、培地交換して洗浄し、2 μM のHaloTag® AcidiFluor™ ORANGE Ligand を含んだ培地中で 30 分間培養後、HBSS で洗浄して観察した。観察直前に 50 μg/mL DNP-BSA で刺激し、エンドサイトーシス、エキソサイトーシスを誘導した。観察には、NIKON Ti-E, PlanFluor 40/1.3 および Hamamatsu ORCA-R2 を用いた。マゼンタの疑似カラーが AcidiFluor™ ORANGE の蛍光を示す。(撮影にあたっては北海道大学ニコンイメージングセンターの設備を利用させていただきました。)

     

よくあるご質問

  • Q 固定細胞に使えますか?
    A

    基本的には固定細胞では使用できません。リソソームやエンドソームの酸性 pH は生きている細胞の活性によって酸性 pH が保たれており、固定により死んだ細胞ではその酸性が維持されなくなるためです。

    ただし、リソソームに局在する AcidiFluor ORANGE、抗体などを標識した AcidiFluor-NHS や  HaloTag に結合した HaloTag AcidiFluor ORANGE ligand の局在を知る目的で、固定後速やかに酸性 pH バッファーに置換して蛍光を確認することは可能と考えられます。

  • Q pH 3以下での蛍光強度は?
    A

    AcidiFluor ORANGEのpH 3 以下での蛍光強度は、pH 3の強度とほとんど同じことがわかっています。

  • Q Q&A を見ても問題が解決しません
    A

    蛍光色素一般に関する Q&A も参照してください

参考文献

N. Scheefhals, L. A. E. Catsburg, M. L. Westerveld, T. A. Blanpied, C. C. Hoogenraad, H. D. MacGillavry (2019)
Cell Rep. 29: 258-269.e8 DOI: 10.1016/j.celrep.2019.08.102

M. Isa, D. Asanuma, S. Namiki, K. Kumagai, H. Kojima, T. Okabe, T. Nagano, K. Hirose (2014)
ACS. Chem. Biol. 9: 2237-2241 DOI:10.1021/cb500654q