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POLARIC™-500BCSを用いた菌染色
─ 菌の細胞膜をクリアに染色 ─

概要

POLARIC™-500BCSはその構造上の特徴により、グラム陰性菌・グラム陽性菌に於いて、細胞膜を選択的に染色します。菌の細胞膜構造との親和性が高いため、短時間での蛍光染色が可能です。また、観察条件、保存条件が良好であれば、1か月以上蛍光を保持することを確認しています。

POLARIC™-500BCSの特長

  • 菌の細胞膜を特異的に染色
  • 低濃度・短時間で染色可能
  • 蛍光を長期間保持
菌染色イメージ
S.typhimurium
S.typhimurium
S.aureus
S.aureus

菌をPOLARIC™-500BCSで染色し(濃度;6.9μM, 染色時間;30分)、Nikon 共焦点レーザー顕微鏡A1を用いて撮影。488nmで励起し、490nm〜650nmのスペクトル画像を取得。
左:Salmonella typhimurium、右:Staphylococcus aureus
撮影ご協力: 北海道大学大学院先端生命科学研究院 綾部時芳先生

菌染色プロトコル

試薬の調製および菌染色方法
  1. 5μg のPOLARIC™-500BCSが入ったチューブに 8.55 μl のDMSOを加えて色素を溶解させ、これを 1 mM stock solution とする。
  2. 使用する菌のculture、続いてsubcultureを行い、菌数を測定しておく。
  3. 1×107〜1×108 CFU/mL程度となるようにチューブに分注する。
  4. 菌液に、1 mM POLARIC™-500BCS stock solutionを、1.0〜5.0 μMとなるように加える。
  5. 37℃、180 cyclesで10〜30分、シェーカーで攪拌する。
  6. 4℃、10,000 rpm、3分、遠心を行う。
  7. 上清を除き、bufferを加えて洗浄する。
  8. 6. 〜 7. を繰り返す×3。
  9. bufferに分散させ、分散液をガラスベースディッシュもしくはカバースリップに置き、常法にて蛍光観察を行う。必要に応じて包埋を行う。
蛍光観察方法
  1. 励起波長は 488 nm が適当。用いるフィルタは、GFP-LP(Nikon 社)もしくはU-MWB2(Olympus 社)等のロングパスフィルタが適当。アルゴンレーザーを用いる場合は、488 nm または 514 nmの波長の選択が望ましい。
  2. 蛍光波長はおよそ 520〜650nm の範囲で検出される。
保存
色素は窒素封入、乾燥状態で冷蔵出荷しております。入荷後、乾燥した冷暗所(4℃)で保存してください。DMSOに溶解後は、遮光・-20℃で 2 週間保存可能です。

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