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AcidiFluor™ ORANGEを用いた細胞イメージング
― S/N比が高い ―
― オレンジ色蛍光でマルチカラーイメージングに有用 ―
― 褪色に強い ―

概要

AcidiFluor™ ORANGEは、酸性環境下で蛍光が大幅に増大する蛍光イメージング用プローブであり、リソソームや後期エンドソーム、膜顆粒などの酸性オルガネラを選択的に染色可能です。

本製品は酸性オルガネラの検出、顆粒放出現象の観察、エンドサイトーシス / エキソサイトーシスのイメージングなどに用いることができます。

AcidiFluor™ ORANGEの特長

  • S/N比が高い
  • オレンジ色蛍光でマルチカラーイメージングに有用
  • 褪色に強い
RBL-2H3細胞(ラット好塩基球性白血病細胞)の脱顆粒現象を可視化

RBL-2H3細胞(ラット好塩基球性白血病細胞)の脱顆粒イメージング

RBL-2H3細胞(ラット好塩基球性白血病細胞)の脱顆粒イメージング
図4. RBL-2H3細胞(ラット好塩基球性白血病細胞)の脱顆粒イメージング

YouTube版
https://www.youtube.com/watch?v=ADS6yncuim4

顆粒はAcidiFluor™ ORANGE(1 μM in DMEM)で染色し、細胞外液相はAlexa Fluor® 647, carboxylic acidにて可視化した。Ionomycinを用いて脱顆粒を惹起し、共焦点顕微鏡にて観察を行った。その結果、AcidiFluor™ ORANGEによって染色された顆粒が、脱顆粒に伴って蛍光強度が減少し、同時に細胞外液相であるAlexa Fluor® 647, carboxylic acidの蛍光強度が増大することが確かめられた。このことから、AcidiFluor™ ORANGEは脱顆粒イメージングに有用であることが示される。

その他の動画
YouTube版

https://www.youtube.com/watch?v=1RiNqHmGS7U

AcidiFluor™ ORANGEで染色したRBL-2H3細胞(ラット好塩基球性白血病細胞)の脱顆粒イメージング。動画は、微分干渉像との重ねあわせ。Ionomycinを用いて脱顆粒を惹起し、共焦点顕微鏡にて観察を行った。その結果、AcidiFluor™ ORANGEによって染色された顆粒が、脱顆粒に伴って蛍光強度が減少したことが確認された。

細胞染色プロトコル

試薬の調製および細胞染色
  1. 10μg AcidiFluor™ ORANGEが入ったチューブに 13.4μLのDMSO(水またはエタノールも可)を加えて色素を溶解させ、これを1mM stock solutionとする。
  2. 1μMとなるように 培地に溶解し、染色液とする。
  3. 細胞を培養している容器から液体培地を除去し、培地で2 回洗浄を行う。
    注: 培養容器は自家蛍光のない「ガラスボトムディッシュ」等を推奨する。
  4. 培養容器に染色液を入れ、 37℃、5% CO2 条件下で 2〜24 時間インキュベーションする。細胞の種類や培養日数などで異なるが、通常 2時間程度で良く染色される。
  5. 染色後、培地で 1回、HBSSバッファーで 2回洗浄を行った後 HBSSバッファーに置換し、常法にて蛍光観察を行う。
蛍光観察
励起波長は 532nm または 514nm が適している。 用いるフィルタは、Cy3、TRITC(Nikon 社)もしくはU-FGWA、U-FGW、U-FGNA、U-FRFP(Olympus 社)等が使用できる。 蛍光波長はおよそ 560nm をピークに検出される。
保存
色素は窒素封入、乾燥状態で冷凍出荷しております。入荷後は乾燥した冷暗所(-20 ℃以下)で保存してください。 DMSO に溶解後は、1 回使い切りを推奨します。

AcidiFluor™ ORANGEは東京大学大学院医学系研究科神経生物学分野 瀬謙造教授のご指導の下、東京大学よりライセンスを受け、五稜化薬株式会社が製品化しました。なお本製品は、JST先端計測分析技術・機器開発プログラムの一環として開発されました。

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